青リンゴサワー

社会人として断れない飲み会で、会社人として断れない酒をイッキする時、僕に飲み物を選ぶ機会があるなら、最近は常に青リンゴサワーをチョイスする。
理由は簡単、青リンゴサワーだとイッキした後でトイレで吐いても他の酒より胃に優しい、気がするから。
車やバイクでも無いのに、アルコールをリッターで呷らされるプリミティブな飲み会において、スキを見つけてトイレで胃をカラにし次のイッキに備えるのは世間の常識。
これは酒に強い弱いでは無く、吐かないと胃の容量的に次のイッキが出来ないからだ。
ウソかホントか知らないが、成人男性の胃の容量は平均2リットルらしいので、つまり大ジョッキ2杯分。これは大ジョッキで5回イッキをするのなら、最低でも2回は吐かないとダメ、という計算になる。
人の身で牛の如く反芻など無理な相談であり、石で掃除出来る程胃が丈夫なわけでもないので、少しでも胃に優しい酒を探した結果が青リンゴサワーだったのだ。
最初は牛乳を使っているだけにカルアミルクが胃壁に良いかなと思い、店員さんに無理を言って大ジョッキで作ってもらったのだが、これは胃に優しさを感じる前に甘すぎて胸焼けしてダメ。
ウーロンハイや緑茶割等のお茶系も渋みが残るし、炭酸系はお腹が張るし、他のカクテル・サワー系だと臭いが胃液の臭いをキツク引き立てエチケットに反する。
結果消去法で、青リンゴサワーに落ち着いたのだった。
あとなんか化学的に調合されたリンゴの臭いの成分が胃壁を守る気もするしね。