暴動?2

今回の西成あいりん地区の暴動に、何故か僕が興味みを感じられなかった理由がわかってきた。

西成騒動、「扇動者」の正体 「朝日新聞読ませろ」と提訴の過去も(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080622/crm0806221249008-n1.htm
>今回の騒動では、稲垣容疑者が夕方に西成署の前に街宣車を横付けし、拡声器を使って抗議を開始。「集まれ、集まれ」と労働者を集結させ、「署長が出てきて謝れ」「警察も土方してみろ」「シェルターに泊まってみい」「労働者を差別するな」と連呼した。
>ただ、警察への抗議はあおっても、投石などの不法行為を扇動するような文言はまったく発しない巧妙さ。組合メンバーとみられる男性らがカップ酒を配るときもあり、しばらくすると、署への投石が始まり、エスカレートするころには稲垣容疑者の姿は見えなくなるというパターンが5日間続いた。
>連日200〜400人の労働者が集まってきたが、全員がこの騒動を支持していたわけではない。稲垣容疑者に批判的な労働者も少なからずおり、「稲垣があおってるだけや。やめろー」などと大声をあげる人もいた。
>4日目の16日には近くの飲み屋の店員とみられる複数の男性が「ええ加減にしろ。警察に文句あるなら自分だけが署に行ったらええやないか」と稲垣容疑者に猛抗議。「おまえら警察のか。悪いんは警察や」と繰り返し叫び、男性らを追い払う場面もあった。
>あいりん地区で労働者の支援活動を行う他の団体のメンバーもほとんどが抗議への参加を見送ったようだ。その理由は、騒動の発端になった警察官の暴行の真偽が定かでなかったことだ。稲垣容疑者らが訴える暴行の内容はこうだ。
>男性は同署3階の個室に連行され、4人の刑事に顔を殴られ、ひもで首を絞められ足げにされ、気が遠くなるとスプレーをかがされ、気がつくとまた暴行。あげくの果ては両足を持たれて逆さづりにされた」
>他団体のメンバーですら「まゆつば」と話す内容に、府警も「事実無根」と真っ向から否定。「暴行する理由もなければ、まして逆さづりとは…」と困惑するしかなかった。
>労働者の側に立つ自分をアピールして、活動へのカンパを集めやすくしているのではないか。稲垣容疑者自身、一戸建ての住宅に住み、高級車に乗っていることをどれだけの労働者が知っているのだろうか」。

産経新聞だけに(ネガティブな記事のタイトルにムリヤリ朝日新聞を絡ませる、このサンケイズム)、この記事全て鵜呑みにするわけにもいかないが、どうやら今回の暴動は差別利権で生活しているアジテーターが強引に起こそうとしたものらしい。
だから全体的にショボかったのだ。
どんなに距離が離れていても、こんな貧困や差別に裏打ちされない暴動などに、集団でアニソンを絶唱するようなトキメキを僕が感じるわけが無い。
でも僕は、遠い異邦の暴動を、情報では無く熱量で判断出来るようになって、一体何を目指し何処に向かっているのだろう?