万引き

この前職場近くのスーパーで、弁当と500ccペットボトルのお茶とロールケーキ等を万引きした、ホームレスらしきオッサンが現行犯で捕まってるのを見かけた。オッサンは食料を、ネズミ色に汚れアチコチに穴が空いたリュックサック一杯に詰め込んだため、盗品が至る所から見え犯行が丸解りとなり捕まったらしい。

そして昨日同じスーパーで、またこのホームレスのオッサンが万引きの現行犯で捕まるのを目撃した。
この日の晩ご飯希望であろう、ウインナーとバナナと食パンが、これもネズミ色に汚れてはいるがドコにも穴は空いていない手提げカバンに突っ込まれていたのだった。
前回の反省を活かし、出来るだけ犯行が目立たぬ様に努力をしたつもりなのだろうが、まるで意味がない。
このオッサンはその存在を、視界に入れば汚物で目立ち呼吸をすれば臭いで知れる、汚れ高き男。
己の存在を周囲へこれ程ビビットに五感で訴える男が、一度万引き犯と認識されたら、入店しただけでマークされて当然だろうに。むしろ普通は入口で入店拒否で終わる所だ。

余裕の無い生活が視野の幅を狭めるのだろうか。