栗本薫の前に野田大元帥だった。

最近小林多喜二の「蟹工船」が売れていると聞いた。
身近にはハヤリに乗って「蟹工船」で読書会をやろうとする知人すらいて、僕も誘われている。
もし生きていれば今年で105歳なのでそう古い人でも無いのだが、ノミネートされただけで作家生命が危篤に陥りそうな「百合子・多喜二賞」(2005年に廃止された日本共産党主催の文学賞)なんてものがあったのも今は昔。
それが今更再注目されるとは。
自律的に生きれないネット難民は別として、現代のワーキングプアとの比較や実際に生活で苦労している方々の共感を得ているのだろうけど、「蟹工船」の時代とは社会というか国家に大きな違いがあるからなぁ。